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「君の意見は間違っている」と言われたら? グローバルな仕事環境における議論のルールとは?

「君の意見は間違っている」と言われたら? グローバルな仕事環境における議論のルールとは?

[更新: 2018年04月19日 / カテゴリ: グローバル組織開発]

●そもそも、話し合いと議論の違いとは?

例えば、ワークショップなどでグループでディスカッションして下さいという場面がありますが、これも日本とグローバルではかなり差があります。
日本では、テーブルを回って、ディスカッションの様子を観察すると、事例や良い意見が出ているにもかかわらず、いざ全体に発表となると、表現は悪いですが、残念ながらひとりひとりの意見がただ単に並べられたものが発表されるケースが少なくありません。
グループ内で確かに意見は出ているのですが、賛同したり反論したりした形跡がほとんど見当たらないケースが非常に多いのです。

日本人は、「和を以て貴しとなす」が身についているために、公の場において、争い事を出来るだけ回避しようとする傾向があります。また、ステレオタイプな世代論は慎重に避けるべきではあるのですが、とくに最近は若い人ほどより空気を読むがゆえか、その傾向が強いように感じます。その心構えのまま、ディスカッションを行うと、その場の意見を取り入れる=話し合いということが目的化し、議論をせずに収めるのが良いという方向に向かいがちです。議論とは決して、全員の意見をきれいに並べたものではありません。やや自虐的な表現ではありますが、日本で行われているのは「お話し合い」であって、「議論」と呼べるところまで至っているケースはまだ少数なのではないでしょうか。

●グローバルにおける議論のルール

まず、議論には相手があり、誤解を怖れずに表現するならば、端的に表現すると意見と意見が対峙して戦うことを意味します。議論の本質は、特にグローバルな仕事環境においては、相手の意見を聞いて一旦受け止めたのちに、こちら側の主張を伝わりやすく述べ、さらに相手の反応や考えを得ることの繰り返しであり、このやりとりの繰り返しの中から、新しいアイデアや解決策を産み出していこうというダイナミックなプロセスそのものであると言えるでしょう。グローバルな仕事環境においては、求められなくとも、自らが意見を表明し、その場に貢献することが求められるのです。日本のあうんの呼吸とは異なり、立場、文化、背景が異なる人達が集まりますから、「お互い異なって当たり前」であり、裏返せば「臆せず表明して当たり前」なのです。グローバルな仕事環境においては、厳しく言えば、自分の考えを述べないのであれば、存在価値がないと見なされてしまいます。日本の文化的背景から考えたらもしかしたら失礼かも知れないと思って何も言わないケースがありますが、実は「発言しない」=「参加していない」となり、グローバルな仕事環境におけるコミュニケーションとしてはマナー違反とも言えます。更に言えば、もし、相手側から意見が出てこないのであれば、「こちらの考えはこうだが、そちらはどう考えるのか?」という一歩踏み込んだやりとりも必要です。

●感情的になってしまう罠

考えや立場が違っても、しっかりと意見を戦わせることは重要です。しかし、気をつけなくてはならないのは、言うまでも無く、感情的になってはならないということです。私自身、グローバルな仕事環境において、大の大人が我を忘れて一歩も譲らない大激論を交わす場面に遭遇したことが何度もありますし、自分自身もそういった状況に身を置いたこともあります。しかし、一つ言えることは、双方が感情的になればなるほど、相手にこちらの主張を通そうともともとの論点からずれていくケースがほとんどであるということです。
そもそも議論は、全体の利益に資するために行う行為であって、相手を打ち負かすことが目的ではないことを見失ってはなりません。感情的な対応をすればするほど、元々の全体の利益に資するという目的が、双方のエゴを守ることに移ってしまうリスクをはらんでいます。あるいは、日本人の典型的な対応として、何も言わないというケースも多いと思います。

では、面と向かって「君の意見は間違っている」と言われたときに、どのように対処するべきなのでしょうか?

●異なる意見を戦わせるための、暗黙のルール

元々の全体の利益に資するために、どのように異なる意見を戦わせるか?
グローバルな仕事環境には、暗黙のルールがあります。そのルールを理解し、Let's agree to disagree、つまり「見解の相違があることを認め合おう」という心構え(マインドセット)と、内容と感情を一旦切り離すスキルが必要です。
GlobalPlayer2.0 Advanced編では、こういった、グローバルな仕事環境におけるディスカッションのしかたについて、日本人が持っている罠に陥りがちなマインドセットを理解し、さらにそれに対応するための具体的な対応スキルを実践的に学ぶことが出来ます。
皆さんのチームは、グローバルな仕事環境において、臆せず反対意見を戦わせることが出来ているでしょうか?

是非こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

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