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どうして、日本では当たり前の仕事の進め方がグローバルでは通用しないのか?

どうして、日本では当たり前の仕事の進め方がグローバルでは通用しないのか?

[更新: 2018年01月11日 / カテゴリ: グローバル・コミュニケーション]

日本の仕事の進め方とグローバルの仕事の進め方の違い

「Global Player 2.0シリーズ」は、日本人がグローバルな環境で働き、チームをリードした実経験と、外国人が日本で暮らし、仕事をする中で得た知見を元に開発されたワークショップシリーズです。日本人がグローバルな環境で働くときに直面する具体的な問題点に焦点を当て、何故それが起き、我々日本人がそれをどう乗り越えるべきかを「グローバル・コミュニケーションにおける暗黙の了解」=グローバルな環境で働く際に最も重要な心構えである、「聞き手の責任」を中心に分かりやすく解説・実践するワークショップです。このワークショップは、英語力そのものを強化するよりも、それを仕事で実践していくことに焦点を当てて開発された非常にユニークなワークショップです。
このGP2.0ワークショップの中でいただくご質問の中で、非常に多いご質問の一つが「仕事の進め方」に関するものです。

■日本流 仕事の進め方

■日本流 仕事の進め方(※自分の反省と皮肉を込めて書きますね笑)
まず徹底的に、プラン(P)に時間をかける。できる限りのデータを集め、あらゆる状況をしらみつぶし的に想定して分析し、リスクをできるだけ排除し、関係者に徹底的に根回し、想定外を潰す。日本の上司も漏れ抜けがないかのチェックが激しいので、自ずとここに時間の8割を費やすことになる。そしてようやく実行フェーズ(D)に入る。この変化の激しい世の中なので、当初の企画段階で想定していなかったことが(当然のように)起こる。しかし、じっくり時間をかけたプランは肥大化しているために、柔軟性に乏しく、突発的な事態に上手く対応できない。本来はそこで、検証(C)と対策(A)の段階なのだが、なぜかここには伝統的にあまり手をかけない。既に多方面との根回しが終わっているので「結果の検証と軌道修正」という発想に乏しい。あるいは「これはまずいな」と修正しようとすると、当初根回しした関係者から「話が違うじゃないか」というクレームをつけられることすらある。すでに、合意された「お召し列車」は走っているのだ。しかし、このまま走らせたら、うまくいかないことは明白。リスク感知能力に長けているので、徐々に関係者が抜けていき、船が山に登る結果に終わる。

少し大げさに書きすぎたかもしれませんが、おおよそこんなところではないでしょうか。

では、一方でグローバルなPDCAの回し方を見てみましょう。

■グローバル流 仕事の進め方

■グローバル流 仕事の進め方
「じゃぁ、ポイントはコレとコレだね。OK。他に意見はあるかな?」
あまりにもあっさり結論(Plan)を出して進めようとするので、私がWeb会議システムの「手を挙げる」ボタンをクリックしてこう言う。

「率直に言うけど、検討が不十分だと思う。アレとソレも考えておくべきだと思うけど、皆さんいかが?」

「オー、グッドポイント。サンキュー。ソメヤさん、さすがに綿密だね。それは次回の検討項目に入れよう。ちゃんと議事録に残しておくから大丈夫。じゃあ、まずこれでみんなで実行(Do)しよう。次のチェックポイントは2週間後だ。その時にレビューと進捗状態(CheckとAction)をディスカッションしよう。では!」

明らかに違いますね。私も最初は面食らいました。正直に言うと、そんなヤワイやり方で大丈夫なのか??と。

グローバルの言い分とは?

そしてある日、上司にその点について尋ねる機会がありました。そこで、彼はこう説明してくれたのです。

「もちろん、この戦略は決して完璧じゃない。現時点で関係者と話し合って、ベストを尽くして作った『仮説』に過ぎないよ。なぜかって、今の世の中は、絶え間なく変化する"VUCA"=【Volatility(不安定)Uncertainty(不確実)Complexity(複雑性)Ambiguity(曖昧性)】な環境で、我々のビジネス環境は日々大きな変化にさらされているからね。だから、走りながら直すし、飛びながら軌道修正する"On the fly"だよ。(註:英語ではよくこの表現を使います)だから、実行している上で気付いたこと、わかったこと、失敗したことはその場ですべて"Speak Up"して共有して欲しい。野球にたとえるならホームランは狙わない。とにかく、バントでも良いから早い段階で塁に出るんだ。小さくても良いから短い期間で結果を出すことを最優先する。仮説と検証を繰り返すことが重要だ。」

これはPDCAの回し方の善し悪しの問題ではなく、視点やアプローチをそろえる必要があるということに他なりません。私の経験と反省そのものですが、言うまでもなく、日本流のPDCAの回し方をグローバルな環境に持ち込むと、非常に危機的なことが起こる訳です。

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Global Player2.0ワークショップでは、こういった仕事の進め方の違いといった部分にも焦点を当ててディスカッションしていきます。外資系企業がチームでそして全社で成果を上げパフォーマンスを向上させるために、是非ともこのワークショップをお役立て頂ければと思います。弊社では、2018年4月末まで機関限定でお問い合わせ頂いた企業の皆様に、「グローバルワークプレイスのためのフリクションポイント(協働摩擦ポイント)分析を無償でご提供させて頂きます。分析にはお時間を頂くため、承れる数に限りがありますので、お早めにお問い合わせ・お申し込み下さい。このサービスにより、まずは組織の現状と課題を洗い出し、グローバル組織開発の貴重な情報源として是非ご活用いただければと思います。是非こちらからお気軽にお問い合わせ下さい

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