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「既知×既知」から「未知×未知へ」 ~ あまり知られていないビジネスコーチングの本質とは?
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「既知×既知」から「未知×未知へ」 ~ あまり知られていないビジネスコーチングの本質とは?

[更新: 2016年09月04日 / カテゴリ: ビジネス・コーチング]
『うーん、そんな風には考えたこともなかったな・・・』
とあるスタートアップ企業の若手経営者の方とのビジネスコーチングでのことです。ここ数年で急速な成長を遂げていて、すばらしい業績を上げているのですが、業績のよいときだからこそ、次の方向性を考えたいということで始まったコーチングセッションです。

コーチングと聞くと残念ながら『質問責めにされてしまうのではないか』と身構えてしまう方が非常に多いのです(苦笑)。もちろんビジネスコーチングもコーチングですから、こちら側は答えを出しません(というか、出せません!)しかし、セッションの中では、様々な話題が飛び交います。コーチングというよりは、ビジネスディスカッションに近いものになります。出てくる話題としては;

・テクノロジーがこれから世の中に与えるインパクト
・人の働き方の変化
・我々の生活の変化
・果ては世界で起きるであろう様々な出来事
などなど非常に多岐にわたります。
それは、もちろん知っていることを競い合うためではありません。また、単に既知のことをぶつけ合って深堀するのでもありません。既知×既知を続けることで、『お互いになにを知らないか?なにがわかっていないことなのか?』という発見につながっていきます。既知×既知が未知×未知になる瞬間。これは経験したことのある人にしかわからない瞬間です。数学的に表現するならば;

∫f(既知×既知)→f'(未知×未知)

既知と既知を持ち寄ってどんどん積分していくことが、新しい領域=未知×未知の特徴(微分値)がわかる、とでも言えるかも知れません。
ここからは舞台裏の話になってしまうのですが、こういったセッションをやるために、コーチ側にかなりの仕込みが必要なのです。知っていることが多くないと未知にはたどり着けないのです。そもそもその分野のことを俯瞰図的に理解できていない人との会話に価値があるでしょうか?既知を増やし、それをインサイト=洞察に変えるために、あらゆるジャンルの書籍をたくさん読みあさり、常にアンテナを高くし続け、多種多様な人に会う。大変は大変ですが、新たな未知×未知の為なら、苦にはなりません。もともと乱読は趣味の一つですし・・・。
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