従業員のエンゲージメント向上を施策として掲げる企業がますます増えています。従業員エンゲージメントを改めて定義するならば、「従業員一人一人が、会社が向かおうとしている方向性やビジョン、戦略や目標を腹落ちして理解し、そこに向かって自らの力を自発的に発揮しようとする意欲」となるでしょう。極端に言えば、「この会社は居心地がよい」と従業員満足度が高くても、それが企業業績の向上につながらなくてはなりません。ここ最近、従業員エンゲージメントが注目を集めているのは、従業員のエンゲージメントが高い企業ほど企業業績が向上し、戦略を実行する上で求められる組織風土におおきな影響を与えていることが明らかになっているからです。最近は弊社にも、エンゲージメント向上のためのワークショップをご依頼頂くことが多くなってきました。一方で、WorldArxは、従業員エンゲージメントを高める為にはワークショップやトレーニングだけでは不十分だと考えます。
その組織を率いるリーダーの思考と行動が、その組織の風土を創り出し、ひいてはメンバーのエンゲージメントに大きな影響を与えるからです。
周囲が変わるためには、まず本人が変わらなくてはなりません。

では、エンゲージメント向上のために、リーダーは何を考え、何をするべきなのでしょうか？
リーダーが内省することだと考えます。そのためには、人が探求に値するような内省や思考を掻き立てる良質の問いかけ（ドライビング・クエスチョン）が必要になります。リーダシップ・コーチングの場とは、コーチがドライビング・クエスチョンを提示し、リーダーが内省する場だと言えます。では、従業員エンゲージメントに関して、リーダーが考えるに値する質問をいくつかあげてみましょう。

「何故人々はつながろうとするのでしょうか？」
「どのような目的で、何が彼らに、自分の利益ではなく、会社・社会・公共の利益のために行動することを促すのでしょうか？」
「何故彼らはあなたの会社を信頼して、共通の目標に向けて貢献しようとするのでしょうか？」

つまり、リーダーが答えるべき質問は、「『他人と共に作業し、貢献する』という人間の根源的な性質をどうやって引き出し、育て、組織化し、活性化して、活用していくか？」という点に尽きると言えます。

WorldArxでは、リーダシップ・コーチング、エグゼクティブ・コーチングを通じて、リーダーがメンバー個々人のエンゲージメントを高め、事業と人の両方が育つためのお手伝いをいたします。
言うまでもなく、人の成長を考える上で、キャリア自律の考え方は今まで以上に重要になっています。リーダーシップ・コーチング、エグゼクティブ・コーチングとキャリア自律、これらの領域を総合的にサポートできるのがWorldArxの強みです。