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VRテクノロジーが起こす人材開発のデジタルトランスフォーメーション
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VRテクノロジーが起こす人材開発のデジタルトランスフォーメーション

[更新: 2020年05月29日 / カテゴリ: エグゼクティブ・プレゼンス]
▲VR環境での登壇でした。ステージ中央のアバターが弊社です。
2020年5月25日(月)、日本HP様主催のオンラインセミナーに登壇させて頂きました。

結論から申し上げて、弊社はVRなどの新しいテクノロジーが、集合研修がメインであった人財育成の分野に大きな革新をもたらすことは間違いないと考えています。
われわれはまさに今、人財育成の分野にデジタルトランスフォーメーションが起こっている現場を目の当たりにしているのだと言えると思います。
弊社は今後もこう言ったテクノロジーの最先端パートナーとの協業を進め、お客様にベストなソリューションの提供に努めて参ります。
この場をお借りして、貴重な機会を与えて下さった日本HP様、株式会社エドガ様にお礼申し上げたいと思います。

セミナーの概要につきましては、こちらをご参照頂ければと思います。

以下に、改めて弊社のプレゼンテーションの内容抄訳を掲載させて頂きます。

コミュニケーションのDX(デジタル変革)が起きている

▲COVID19, 5Gなどの要因で、コミュニケーションのDX(デジタル変革)が起きている
・今日のテーマは、プレゼンテーション、広い意味でのコミュニケーションですが、そこに起こっている変化を皆さんと見てみたいと思います。
・デジタルトランスフォーメーションという言葉が言われ始めて久しい。初めて登場したのが実は2004年です。もともとは、デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation; DX)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。 デジタルシフトも同様の意味である。この言葉は、どちらかというと企業がビジネスモデルをデジタルシフトするという文脈で使われてきた。しかし、今起こっていることは、COVID-19の影響のみならず、5Gや働き方の多様化など人と人のコミュニケーションにもDXが起こっていると言える。

・皆さんも、テレワークやオンライン飲み会などでデジタルでのコミュニケーションの場面が増えていると言うことを実感されていることでしょう。
・一方で、このデジタルトランスフォーメーションが起こっているコミュニケーションは果たして機能しているのでしょうか?

はたして、コミュニケーションのDXはうまく機能しているのか? ~伝えるチカラの重要性は不変

▲伝えるチカラを構成する4つの要素を中心に弊社はトレーニングやコーチングを提供してきた
・デジタルトランスフォーメーションが進んだからこそ、ビジネスにおいて最後に重要になるのはコミュニケーションであり、伝える力である
 →デジタルトランスフォーメーションが起こったと言っても、それは単に【伝え方】の変革であって、【伝えるチカラ】の重要性は不変。 
 →【伝えるチカラ】必要な要素とは、
 伝えたいメッセージをただしく組み立て、そしてただしく伝え、相手の考えに影響を与え、そして行動に移してもらう。
 →弊社が今までご提供してきたプレゼンテーションやコミュニケーションのトレーニングもこの4つの要素をテーマとして扱ってご提供してきました。日本と海外合計800人近い人数に、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションのトレーニング、コーチングを実施してきたなかで、ひとつ見えてきたことがあります。

伝えるチカラの本質=「普段の自分らしく」=Authentic

▲自分らしさがコミュニケーション成功の鍵を握るのだが・・。
伝える力を発揮して、ビジネスの成果に結びつけている人達に共通する要素がある。それは、【Authentic】さが鍵だということ。
この言葉は、日本語にかちっと当てはまる言葉がないのですが、いわば、普段の自分らしく、ありのままの自分を表現する力と言って良い。
つまり、伝えるチカラの本質は、普段の自分のまま本物の自分で表現し、伝えることだと言って良い。
そして、もう一つ重要な点を申し添えるならば、デジタルトランスフォーメーションが進んだコミュニケーションにおいては、
デジタルだからこそ、最後に残るアナログな要素、つまりその人らしさがリアルな状況よりもより際立つと言うことです。

ここまで聴かれた方は、あれ?と思われるかも知れません。普段の自分を出せば良いのなら、ありのままだから何もしなくても良いのではないか?

自分らしく、Authenticに伝えるためにこそ、練習と訓練が重要になる

▲緊張のエネルギーをコントロールし、そのエネルギーをただしく伝わる形で使うスキル
実は、そこにちょっとした罠があるのです。いつもの自分を出すためには訓練が必要なのです。
大事なメッセージを伝える場面ではどうしても緊張がつきまといます。緊張というのは、生理学的な反応ですが、何故われわれは大切なコミュニケーションの場面では緊張するのでしょうか?

大昔、われわれ人類がサバンナで暮らしていた頃、視線が集まるとということは、肉食獣に狙われるすなわち命の危険があると言うことを意味していました。
VRのような仮想空間であっても、このような壇上に上がって多くの視線が集まると、サバンナにいた頃の記憶が呼び覚まされ、
アドレナリンが放出されて緊張します。さらに、人間は社会的な動物ですから、人の顔、表情に一番敏感に反応するように進化しています。
Web会議でたくさんの顔が並んで表示される状況をご経験の方も多いと思いますが、
あの状況も心のエネルギーを必要以上に消費し緊張を呼び起こし、疲労を覚えます。

緊張すると、命の危険だと身体が反応します。猛獣から逃げる準備のために呼吸が浅くなり、身体がこわばり、酸欠状態になり、その結果プレゼンテーションの内容を忘れて頭が真っ白になるのはそのせいです。
つまり、緊張を強いられる状態で、自分らしくAuthentic(その人らしさ、自然な人と成り)に伝える力を発揮するためには、スキルの訓練・練習が必須。
詳細はここでは割愛しますが、具体的には2つのスキルがあります。
・緊張を抑える落ち着くためのスキル
・緊張のエネルギーを効果的な伝えるために使うスキル

場数を踏むとはよく言ったもので、やはり繰り返し練習し、自分のクセを見つけ、緊張した状況でも自分らしくメッセージを伝える訓練が重要だという点においては、
デジタルトランスフォーメーションが進んだコミュニケーションとは言え、その点は何ら変わらないのです。
むしろ、デジタルトランスフォーメーションが進むからこそ、訓練を重ねて、自分らしさをより強く伝えることが重要なのです。

VRは、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルを訓練するための画期的なテクノロジー

▲臨場感溢れる没入状況の中で、繰り返し体感する コストをかけずに場数を踏む=今までにない体験型研修の実現が可能に
ここまで聴かれて、「まぁ、話はわからなくもないけれど、はて、コミュニケーションとVRというテクノロジーがどのように結びつくのか?」と思われている方もいらっしゃるかも知れません。
私自身は、これはかなり画期的な組み合わせになるだろうと確信しています。特に、今回のソリューションはVRであるということだけではなく、伝える力を非常に効率の良い効果的な形で身に付ける画期的なソリューションであると言えます。

VRの一番の特徴であるこの臨場感溢れる没入状況の中で、繰り返し体感する コストをかけずに場数を踏む=今までにない体験型研修の実現が可能になります
自分のクセ、特徴をデジタル的に把握することが可能(Heat Map機能などへのつなぎ)さらに、その上で最後の仕上げとして、弊社がご提供するような人間によるコーチングを提供することでより自分らしさにつなげていくことが可能になります。これらは、最終的には、Learning Experience(学習体験)の向上と、人財育成投資の最大化につながることは確実。

今後、VRなどの新しいテクノロジーが、集合研修がメインであった人財育成の分野に大きな革新をもたらすことは間違いないと考えています。
われわれはまさに今、人財育成の分野にデジタルトランスフォーメーションが起こっている現場を目の当たりにしているのだと思います。
ご清聴ありがとうございました。
▲VR環境での登壇の様子
▲VR環境での登壇の様子
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