ここ数年の本格的なグローバル化の流れの中、いわゆる「外資系企業」のみならず、日本の企業の海外進出などにより、今までよりも仕事で英語を使う場面が増え、必要性に駆られて、ご自身で英語を勉強されている方も多いと思います。しかし、我々日本人は、本当に効果的な方法で英語を学習していると言えるのでしょうか？一生懸命ボキャブラリーを増やすために単語を覚え、あの教材が良いと聞けば試し、TOIECの点数に一喜一憂し、ネイティブスピーカと話せることが売りになっている英会話スクールに通い、今度は難しい文法を一生懸命覚える・・・。しかし、続けられなくて挫折している方も多いはずです。そして続けていたとしても、果たして本当に上達しているのかとなると首をかしげたくなる・・・。心当たりのある方も多いはずです。この状況を別の言い方で表現するならば、多額のお金と時間をつぎ込んで、出口の無い『修行』をしているようものだと言えないでしょうか？

我々は発想を変える必要があると考えています。まず、今の英語力で英語を使ってみるのです。2000語の単語と中学生レベルの英語力があれば、仕事で最低限のことはこなせます。完璧を目指す必要は無いのです。我々が日常、仕事で完璧な日本語を話していないのと同じです。仕事で英語を使う中で、色々なことがわかります。仕事で英語を使うのは、英会話スクールで雑談をするのとは状況が違います。自ずとプレッシャーがかかる状況です。その状況の中で、今の手持ちの英語力を使って仕事をしてみて、その上でうまく行くこと、そして今の自分に不足しているものをはっきりさせることが重要です。うまく行っていることをさらにうまく行くように。そして、不足しているものを集中的に磨いてみる。それをさらに仕事で実践してみる。その繰り返しが、『英語で修行する』ことから『英語で働く』ということにつながっていきます。つまり、まずは、基本的なルールを知り、それを使ってみる。さらに振り返りを行い、結果的に自分のものとして学んで身についていくというプロセスなのです。繰り返しますが、最初から完璧を目指す必要はありません。

「Global Player シリーズ」 は、日本人がグローバルな環境で働き、チームをリードした実経験と、外国人が日本で暮らし、仕事をする中で得た知見を元に開発されたワークショップシリーズです。日本人がグローバルな環境で働くときに直面する具体的な問題点に焦点を当て、何故それが起き、我々日本人がそれをどう乗り越えるべきかを「グローバル・コミュニケーションにおける暗黙の了解」を中心に分かりやすく解説・実践するワークショップです。このワークショップは、英語力そのものを強化するよりも、それを仕事で実践して成果を上げていくことに焦点を当てて開発されています。

英語で仕事をする上での具体的な悩み；
- 「プレゼンの途中で質問攻めにあい、結論にたどり着けずに時間切れ」
- 「一生懸命説明しているのに、こちらの意図がすんなり伝わらない」
- 「プレゼン、ミーティングが迷走しがち。もっとうまく仕切りたい・・・」
- 「相手の話が聞き取れなかったので、わかったふりをして後の会話で困った」
- 「Noと伝えたつもりなのに、とんでもない結論を導かれて押しつけられてしまった」
と言った悩みを解決することが出来ます。スタートは今の英語力で十分なのです。

御社のグローバル施策は単なる『修行』になっていないでしょうか？グローバル施策ご担当の方は、組織開発の観点であるこちらの記事もご参照下さい。また、大学のカリキュラム向けのカスタマイズにも対応可能です。詳細につきましては、こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。グローバルな環境で成果を出し、輝く日本人を一人でも増やしたい。それが、WorldArxの願いです。