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"No, I disagree."を言えますか?~グローバル企業で正しく戦う方法
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"No, I disagree."を言えますか?~グローバル企業で正しく戦う方法

[更新: 2019年01月08日 / カテゴリ: グローバル組織開発]

※文末にオンライントレーニングコースの限定割引クーポンがあります

 「どう考えてもそのやり方は日本では通用しないのに、なかなかわかってもらえないんですよ!」
「日本としては納得感のない無茶なプランを押しつけられる一方で、まったく話が噛み合わない」

先日とあるグローバル企業で、グループコーチングを提供した際に参加者の皆様が、血相を変え怒りをぶつけながら仰った言葉です。実に穏やかではありません。

 少し背景をご説明しましょう。このグローバル企業では、全世界で統一されたシステムを導入するプロジェクトが走っています。よくあるように、フェーズ毎に適用する国をグループで分け、フェーズ毎・国毎に導入していくわけですが、9ヶ月前にスタートした日本のプロジェクトが残念ながらあまり進捗していない状況でした。 一体何が問題だったのでしょうか?
日本側は、日本の智恵と経験を蓄積した、万が一のエラーも起こさない緻密かつ正確な業務プロセスを創り上げ、それに自信と誇りを持っています。そこにグローバル側から、業務プロセスをグローバルで統一化し、標準化するための新しいシステムの導入が提案されました。日本側のプロジェクトメンバーはいわゆる国内の業務に従事されていた方々であり、今までグローバルな仕事環境のご経験が多くなかったことも一因となり、グローバル側と話が噛み合わない状況が続いてしまっていたのです。冒頭のご発言にはそういう背景があったのです。

一方で、グローバルのプロジェクトメンバー側にお話を伺うと、
「何故、プロジェクトの進め方を説明しても、日本側からミーティングの場でまったく反応がないのか?」
「日本側が黙っているから了解しているのかと思っていると、ミーティングの後で何も起こらないし、何も進まない」
「日本側の説明が今ひとつ要領を得ないので、ポイントがどこにあるのかわからない」
「日本側が『難しい(Difficult)』と言うから、それは『大変だけど出来る』という意味だと思っていた」
という意見が返ってくるという状況でした。

こういった、双方の考え方や感じ方の違いが積み重なり、何度ミーティングを重ねても、むしろ不満や誤解が募るばかりという状況が続いていたのでした。

果たして、信頼感が十分とは言えないプロジェクトチームが果たして機能するでしょうか?
そこで、今回我々はお客様の状況に合わせて完全カスタマイズしたグループコーチングをご提供させていただき、問題の解決をご支援させていただきました。

これは、『WWやRegionから一方的に押しつけられない』、『WW/Regionも日本のチームもお互い納得ずく』のチームの状況を創り上げ、グローバルなプロジェクトを成功させる支援サービスです。
これは、アカウントプランやビジネスプランなどのプランニングワークショップのファシリテーションと、国境・文化を越えたグローバルビジネスコミュニケーションのコンサルティングの双方で非常に豊富な実績と経験を持つWorldArx社とFocus Cubed 社が共同で提供するコンサルティング・コーチングサービスであり、日本で30年以上のビジネス経験を持つ日本人ファシリテーターが日本側チーム、同じく日本で30年以上のビジネス経験を持つ外国人ファシリテーターがグローバル側組織にコンサルティングとコーチングを提供しました。
その中で重要な役割を果たしたのが「グローバルワークプレイスのための協働摩擦ポイント分析(FPA分析)」です。(詳細はこちらのリンクから)今回のFPA分析結果には、冒頭の非常に感情的な発言が何故起きているのかが浮き彫りになった内容でした。

分析結果を最大限活用しつつ、その上で、お客様の現状、プロジェクトの目的や方向性、グローバル側組織との関係性などをヒアリングさせて頂き、コンサルティング内容、ワークショップ、コーチングなどを完全にカスタマイズして提供し、お客様のプロジェクトエンゲージメントセッションを日本側とグローバル側の両面からサポートいたしました。日本側が一方的に何かを学び、言動を変えると言う内容では無く、グローバル側にも、日本のビジネスのすすめ方や、考え方、リスクへのスタンスなどをしっかり理解してもらうという内容です。我々がお手伝いに入らせていただくことにより、双方の思考システム、コミュニケーションタイプの違いなどが明らかになり、日本側とグローバル側双方が歩み寄りながらお互いが正しい間合いでプロジェクトが前に進み始めることが出来るようになりました。

このようにグローバルな観点から、組織のパフォーマンスの問題としてとらえ、それに対して上記のような適切な対応をとることが非常に重要です。
コーチングセッションの詳細な内容はここでは割愛させていただきますが、端的に申し上げましょう。
この日本側にご提供した一連のグループコーチングセッションの内容を一言で表現するならば、

『日本側が正しく”No, I disagree.”を言えるようになる』ことを支援すると言う内容です。

皆様は正しく”No, I disagree.”を言い、グローバルな仕事環境でしっかり戦えていらっしゃるでしょうか?
是非、 こちらからご意見コメントをお寄せください。
詳細なコーチングの内容などにつきましてご興味をお持ちでしたら、お問い合わせください。
また、こちらの記事もご参照下さい。
外資系企業向け組織開発ワークショップ Global Player2.0ワークショップを実施しました

どうして、日本では当たり前の仕事の進め方がグローバルでは通用しないのか?

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